23.高浜

高浜(たかはま)

昭和5年2月開設。大社線の開通とともにできました。当時はデハ1型(1・2・3・5・6号)とデハ二50型(51・52・53・54号)が走っていました。

デハ3号・6号は後にワンマン化改造され平成10年に引退するまで大社線で働き、現在は、高浜駅近くの「さとがた保育園」に展示され、自身の後輩にあたる現役車両の仕事を見守っています。

駅の北、北山の麓には「山手往還」が東西に通じており、出雲大社に参詣の北路でした。また、南側には別路の「杵築(きずき)往還」があり、こちらは松江から船で平田に上陸し、斐伊川堤防の道を武志まで上がり、大社の馬場に至ります。かつて高浜地内は人家や商店が立ち並び、人々の往来で賑わいを見せていたといいます。

高浜駅から西へ向かうと線路に向かって赤い鳥居が続く参道が現れ参道を横切る形で電車が通過します。「粟津稲生(あわづいなり)神社」という社で、祭神は「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」、「稚彦霊神(わくむすびのかみ)」、「有気持神(うけもちのかみ)」で、伏見稲荷の分霊を祀ったと伝えられている。古くから衣食住の神として、また、治病・厄除けの霊験あらかただとして「粟津稲生」の名で知らています。

駅舎情報

駅舎 待合室 粟津稲生神社の鳥居を抜けるしまねっこ号
駅舎 待合室 粟津稲生神社の鳥居を抜けるしまねっこ号

時刻表

令和4年10月1日より

所在地