04.武志

武志(たけし)

大正3年4月開設。当時周辺は、土手下で旅館を営んでいた商店が鉄道の開業に合わせ移転してきた以外は田圃だけでしたが、現在は宅地化が進んでいます。

駅の東側には斐伊川堤防があり、武志付近から斐伊川は大きく湾曲して宍道湖へ注いでいます。

かつて斐伊川は出雲大社の方へ流れていましたが、大雨のたびに氾濫し地元の人々が苦しんでいました。江戸時代に松江藩主となった京極若狭守忠高が現在の流れに変える大治水工事を行ない水害を防いだことから、以来この堤防は敬意を以って「若狭土手」と呼ばれています。

斐伊川の河川敷は運動公園になっていますが、昔は松林が広がり、その中に「膳夫(かしわで)神社」がありました。膳夫神社は、国譲りのため高天原から出雲の國へ談判に来られた神様方を接待する役を担った「櫛八玉神(くしやたまのかみ)」を祀ります。膳夫神社は、たびたび洪水で被災することから、明治44年に近くの「鹿島神社」に合祀され、跡地には石碑が建立されています。

駅舎情報

武志駅のホーム一部は駐輪場兼用 待合室 待合室外観
武志駅のホーム一部は駐輪場兼用 待合室 待合室外観

時刻表

令和6年4月1日より

所在地